50人、電話相談や付き添い
ソファや観葉植物を置き、リラックスできるよう工夫されている面談用の部屋。防音にも配慮されている(大津市京町で)
犯罪被害者を支える活動を続けている「NPO法人 おうみ犯罪被害者支援センター」(大津市京町)は、来年10周年を迎える。同センターは7月、県公安委員会から「犯罪被害者等早期援助団体」の指定を受けており、今後は活動の幅も広がりそうだ。
同センターは2000年に開設。現在は学生や主婦、会社員、研修生など計約50人が電話相談員として活動しているほか、病院や裁判所などへの付き添いなどを行っている。
2008年度に寄せられた電話相談は計124件。内訳は性的被害23件、詐欺14件、DV・虐待10件、暴行・傷害9件などで、今年度は7月末までの4か月ですでに計103件の相談があるという。専門相談員で社会福祉士の松村裕美さんは「警察や行政は法律の枠内でしか動けないため、自由に活動できる民間組織が今、必要とされている」と話す。
現在は、相談員を目指す第10期生の研修が行われており、26人が受講している。事務局長の橋本壽子さん(71)は「『運が悪かった』『早く忘れなさい』といった当事者感情を無視した何気ない言葉が傷つける。支援で一番大切なのは、被害者の悲しみを心に響かせながら聞くこと」と助言する。
活動の問い合わせや相談は、同センター(077・525・8103、午前10時〜午後4時)へ。
(2009年09月25日 読売新聞)