メモ


メモ



2003/06/10
関西企業家列伝タイトル      
メモ

メモ

 
KDDIなどと共同開発した携帯電話を使ったクレジット決済システム
KDDIなどと共同開発した携帯電話を使ったクレジット決済システム
 グローリー工業創業者

 尾上寿作さん


 下
     
メモ

メモ

  


◆社内に根付く「技術重視」◆

 尾上寿作は、毎年、京都の伏見稲荷大社へ足を運んだ。その御分霊である「お稲荷さん」が、本社敷地内にあり、毎朝、参拝するのが日課だった。

 尾上の死後の2001年9月、長男で現会長の尾上寿男(67)が、初めて伏見稲荷を訪れた時のことだ。近くの茶屋に立ち寄ると、店員のおばあさんから寿作の話を聞いた。「ここにある御剱(みつるぎ)社は技術の神様で、長い間、お参りに来てました」

 技術を重んじる社風は、研究開発投資額にも表れている。2003年3月期の売上高(単体)に占める割合は、14・8%と上場以来最高になり、製造業全体(4・0%、総務省調べ)と比べても高い。尾上が創業70周年を機に89年に設立した中央研究所を核に、研究開発が進められている。

 貨幣・紙幣処理機や自動販売機といった既存事業に加え、新たに取り組んでいるのが、電子マネーの分野だ。今年3月には、携帯電話を使ったクレジット決済のシステムを、KDDIなどと共同で開発した。

 病床に伏してから、死ぬ間際まで、「新製品はどうなった」と言い続けた尾上の思いは、今も会社に息づいている。(敬称略。白櫨正一が担当しました)


     
メモ

メモ

メモ

メモ


(C) The Yomiuri Shimbun Osaka,2003