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大学新時代

親から仕送り 1割以上減 景気悪化で減収、影響…愛媛大、松山大生調査

 

下宿生過半数 奨学金受ける

 親からの仕送りを受けている大学生の割合は1年前より1割以上減って6割となり、下宿している大学生の過半数が奨学金を受給するようになっていることが、いよぎん地域経済研究センターが愛媛大と松山大の学生を対象に行った調査でわかった。同センターは「景気の悪化による親の減収が、学生生活にも影響を及ぼしている」としている。

 調査は今年4月、大学生の暮らし向きや消費実態を把握するため、愛媛大法文学部の「地域政策論」と、松山大経営学部の「地域産業論」の受講生計245人を対象に昨年に続いて行い、1年前との収支の変化などを尋ねた。

 収入の平均月額は、自宅通学者が6・8万円で、内訳はアルバイト5万円、奨学金1・2万円、親の援助0・4万円など。下宿生などの自宅外通学者は11・1万円で、親の援助とアルバイトが各3・6万円、奨学金3・4万円。親から仕送りを受けている学生は59・8%と、前年より13・9ポイント減る一方、奨学金を受給する学生は前年調査より7・9ポイント増の52・3%に達した。

 「毎月貯蓄している」という学生は、自宅通学者で前年比10・4ポイント増の63・7%、自宅外通学者で同3・9ポイント増の43・9%。支出総額を「減らしたい」とした学生は47%に達し、支出総額を「増やしたい」学生の9・9%を大きく上回り、根強い支出抑制傾向が見られた。

 しかし、1年前と比較した支出総額は全体の3割弱が「増えた」と回答し、「支出を減らしたいが減らせない」という理想と現実のギャップがうかがえる。娯楽費や食費、通信費のほか、学習費やファッション費も、「減った」とする学生より、「増えた」とする学生の割合が上回っており“自分磨き”の支出は惜しまない傾向が見られた。

 また海外旅行の未経験者は6割だった。卒業までに海外に行きたいと答えたのは、男子学生64・2%に対し、女子学生は83・9%に達し、男性は女性よりも海外旅行に消極的な傾向が示された。

 同センターは「県内の大学生は、貯蓄に努めるなど堅実な一面がうかがえた。価値観に照らして納得できるものには支出を惜しまず、メリハリを付けた消費を心がけているようだ」としている。

2010年7月30日  読売新聞)

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