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緑茶カテキン 新型インフルに効果…葛原・徳島文理大教授ら、仕組みを解明

 

 緑茶成分のカテキンが、新型インフルエンザウイルスの心臓部に作用して増殖を抑えることを葛原隆・徳島文理大教授らが突き止めた。緑茶の抗ウイルス作用は知られていたが、仕組みがわかったのは初めて。

 新型などのA型ウイルスは、増殖に不可欠なRNAポリメラーゼという酵素を持ち、人間や豚の細胞中のRNAという物質を切断して新しいウイルスの材料にする。研究チームは、A型ウイルスから取り出したこの酵素に、緑茶に多い5種類のカテキンを一つずつ加え、2種類で酵素が働かないことをつかんだ。

 この二つのカテキンと酵素の構造を分析。酵素分子表面のくぼみに、カテキン分子がすっぽりと入り込むことがわかった。くぼみの中にあるRNA切断用の「刃」に、カテキンがふたをして働かなくしていた。

 カテキンは腸で分解され、緑茶を飲むだけでは抗ウイルス効果は弱い。葛原教授は「構造を変えて腸で分解されないようにするか、吸引式にすれば効果的な新薬になる」と語る。

2009年10月23日  読売新聞)

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