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新潟大「超域朱鷺プロジェクト」、佐渡島でシンポジウム

 

 トキの野生復帰を目指す放鳥をきっかけに、佐渡島の里山再生と地域作りを進める新潟大学「超域朱鷺(とき)プロジェクト」のシンポジウムが、新潟県佐渡市内のホテルで開かれた。研究者や市民ら約120人が参加し、トキと地域の共生について意見を交わした。

 冒頭、国際NGO「バードライフ・インターナショナル」名誉総裁の高円宮妃久子さまが講演で「自然に復帰させるためにどれだけの労力が必要か。絶滅を未然に防ぐことが大切」と話し、自身が撮影した佐渡島のトキの写真を紹介された。

 シンポジウムでは、2005年からコウノトリの野生繁殖の取り組みが始まった兵庫県豊岡市の中貝宗治市長が大学との連携などを紹介し、「自然再生を持続可能なものにするには地域の再生が必要」と訴えた。佐渡市の高野宏一郎市長は「島の将来の姿が、日本の将来につながる研究を期待している」などと話した。

 会場からは「佐渡島を離れるトキをどう考えるのか」などの質問が出された。

 同プロジェクトは昨年、新潟大の農学や教育学などさまざなま学部を横断する形で発足し、佐渡島内でトキの観察や耕作放棄地の整備などに取り組んでいる。

2009年11月5日  読売新聞)

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