
北海道大と帯広畜産大、獣医師育成で共同教育課程導入
北海道大と帯広畜産大は25日、大学の学士課程で、講義や動物を扱った臨床実習などを共同で行う「共同獣医学課程」(仮称)を2012年度から導入すると発表した。国際的な水準を満たす獣医師の育成が狙い。両大学が記者会見して明らかにした。大学で共同教育課程を設けるのは全国で初めての試みという。
共同教育課程は、北大獣医学部と帯広畜産大畜産学部に設けられる。国境を越えた動物由来の感染症が拡大し、食の安全に対する人々の関心が高まる中、総合大学として一般教養科目が充実している北大と、牛などの家畜、大型動物を扱う授業が多彩な帯広畜産大の利点を生かし、世界を舞台に活躍する獣医師を養成する。
12年度から入学する学生が対象で、インターネットやテレビ会議の中継で講義を受けたり、お互いの大学を行き来して実習を受けられるようにしたりして、大学間でカリキュラムを共有する。6年間の課程修了後には、両大学長連名の学位が授与されるという。
記者会見で、長沢秀行帯広畜産大学長は「一つの大学単独で世界に通用する獣医師を養成するには、カリキュラムが不十分になってきている。両大学の特色を生かしながら、充実を図っていく」と狙いを話した。
(2010年1月26日 読売新聞)
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