携帯活用授業“待った”「橋下知事方針と矛盾」…府教育委員が指摘
「夜スペ」藤原特別顧問発案、柴島高計画
大阪府立柴島高校(大阪市東淀川区)が携帯電話を活用した授業を計画したところ、府教育委員から「学校での携帯電話を禁止する橋下徹知事の方針と矛盾するのでは」と、“待った”がかかったことがわかった。府教委は「情報教育の一環で、方針に反しない」としており、委員に説明して理解を求めるという。
授業は、中学校長時代に夜間有料授業「夜スペシャル」に取り組んだことで知られる藤原和博・府教委特別顧問の発案で、5月15日に2年生を対象に実施予定。「ハンバーガー店の店長になってみよう」と題し、討論しながら出店計画を考える。多数の生徒が一斉に意見を述べられるよう携帯電話を使うのが特徴で、携帯メールで送信した内容をスクリーンに映し、匿名で討論する。口頭で意見を述べる場合と情報機器を使う場合の違いを体感し、ネット上で意見を述べる際のマナーなども学ぶという。
一方、橋下知事は昨年12月、「小中学校への持ち込み禁止」「高校での校内使用禁止」を打ち出した。このため、一部の教育委員から「校内での使用にあたるのでは」と意見が出た。
同校では、校内での私的な使用については学校と生徒会でルール作りを進めているうえ、授業で使う携帯電話は業者からのレンタルを検討中。有本昌剛校長は「携帯電話は仕事などで使う公的な面もある。校内ルールとは別に活用法を教えることも大切」としている。

(2009年04月17日 読売新聞)