ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

本文です

防災・減災防災と復興 1・17から未来へ

南海地震、外国人も備えちょき 6か国語 防災パンフ…高知

FM高知、英・中国語で緊急放送収録


県国際交流協会が作った6か国語のパンフレット

 高知県内に約3600人いる外国人に、南海地震への備えや防災の基本を知ってもらおうと、県国際交流協会が6か国語の防災パンフレットを作成し、配布を始めた。ラジオ局の「FM高知」は外国語による緊急アナウンスの収録を行い、同協会などは外国人のための防災訓練を計画している。災害時に地域で孤立しがちな外国人に向けた防災対策が、県内で本格的に進められている。

 同協会では2005年3月に簡単な英語のパンフレットを作ったが、「災害発生後だけではなく、災害に備える減災についても知ってもらわなければ」と、07年9月から県在住の外国人も加わり、県のパンフ「南海地震に備えちょき」などを基に作成した。

 地震の仕組みなどの説明、建物の耐震補強や家具の固定などの減災対策のほか、緊急地震速報の解説、火事やけがを知らせるための日本語の発音の紹介、地域で孤立してしまわないよう普段からあいさつするなどのアドバイスが加えられている。同協会は「パンフレットを機に、地域と外国人の間でコミュニケーションをとってもらえたら」と期待する。

 パンフレットはA4判、20ページ。英語(1000部)、中国語(1500部)、タガログ語(600部)、韓国・朝鮮語、ベトナム語、インドネシア語(各300部)の6か国語分計4000部作成した。同協会で配布するほか、要望があれば郵送する。同協会のホームページ(http://www.kochi‐kia.or.jp/)でも閲覧できる。

 FM高知は4月21日に、県の国際交流員が中国語と英語で、地震発生や机の下に隠れることなどを知らせるアナウンスを収録した。阪神大震災など大災害時にはラジオの情報が重要になることから、準備を進めた。大地震が発生すれば、録音した音声を流す。同社営業編成部は「母国語のアナウンスで、外国の方にも安心してもらいたい」としている。

 外国人向けの防災訓練は、同協会などが9月に南国市で実施することを計画している。

2008年05月12日  読売新聞)
現在位置は
です