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全国一斉「宇宙人探せ」 高知高専もコンタクト…今井教授データ解析期待11、12日仁淀川で観測宇宙に知的生命体がいるなら、電波を使って交信してくるはず――。全国31か所の天文台や観測所がアンテナや望遠鏡を同時に宇宙の同じ地点に向け、地球外文明からの通信をキャッチする「地球外知的生命体探査(SETI)」の初めての全国一斉観測が11、12両日行われ、高知県内からは、高知高専吾川木星電波観測所(高知県仁淀川町下名野川)が参加した。同高専の今井一雅教授(54)は、「多地点、多周波で観測するのは世界初。有意なデータが得られれば」と期待を寄せている。 SETIのきっかけは、「高度の文明を持つ異星人はマイクロ波を使って通信するだろう」という科学誌ネイチャーに発表された論文。1960年に米国で始まって以来、これまでに世界各地で約100の観測が行われ、米オハイオ州立大などで、一部有力な電波を検出したこともあるが、科学的な証明までには至っていない、という。 今回は、20年前に強い電波が検出されたカシオペア座の一部の区域を観測のターゲットに設定。兵庫県佐用町の県立西はりま天文台を中心に、6府県8か所の観測所や研究施設が同じ時間帯に割り振られた周波数を一斉に観測。全国23か所の光学望遠鏡も追跡調査する大規模な試みとなった。 県内では、廃校になった小学校を改修した宿泊施設「しもなの郷」(仁淀川町)の一角に整備された観測所で実施。深い谷に囲まれ、ノイズとなる不要な電波の影響もほとんど受けないため観測に適しており、高さ約17メートルのアンテナや大型コンピューター、周波数解析装置などが整備されている。 11日夜、今井教授と研究室の学生2人、大野敏光・町教育長(55)が集まり、午後9時から、アンテナを北北東のカシオペア座の方角に向けて観測を開始。学生らは、電波の受信状況を表示する解析装置の画面を真剣な表情で見つめ、星の動きに合わせ、1時間ごとにアンテナの向きと高度を変えながら、翌日午前0時まで観測を続けた。 「ここ10年で、太陽系以外に約200の惑星が発見された。どこかに地球と同じような条件の惑星があり、知的生命体が誕生している可能性は十分にある」と今井教授。観測データは、今後1か月の間に解析され、全国の結果を総合して結論が出される。 (2009年11月14日 読売新聞)
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