県立聾学校 卒業生ら100周年祝う…山口
◇県セミナーパークで記念式典
今年、創立100周年を迎えた県立聾学校の記念式典が11日、山口市秋穂二島の県セミナーパークで行われた。在校生や卒業生ら約370人が出席した。
式では世良恒夫校長が「様々な経験を通して成長、自立し、力強く21世紀を生きてほしい」と在校生に呼びかけた。また、二井知事は「100周年の歴史はみなさんの努力のたまもの。積極果敢にチャレンジし、限りない力を発揮してください」と励ました。
これに対し、高等部3年の舛田啓輝君(18)が「これからもこの学校が楽しく学ぶ場であり続けてほしい。長年通ったことは大きな誇りです」と手話を交えて述べた。
県立聾学校は、1907年に下関市に開校した私立下関博愛盲唖学校が前身。48年に県立の盲学校と聾学校に分離した。50年に山口市鋳銭司の現在地に移転し、下関は分校となった。現在本校に38人、分校に11人の幼児から高等部の生徒までが学ぶ。
来年4月からは「山口南総合支援学校」に衣替えし、総合的な障害に対応して、地域での相談や支援を担う。舛田君は「名前が変わるのは残念ですが、きずなは変わりません」と述べ、出席者らは築き上げた歴史の重みと結び付きの深さを再確認した。
(2007年09月18日 読売新聞)