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鳥取聾学校写真部 愛好者発表の場「ニコンサロンbis」出展へ=鳥取

9月に東京で 「活動全国発信したい」 展覧会200回目の節目に


写真展へ意欲を燃やす部員たち(県立鳥取聾学校で)

 雑誌や自治体の写真コンテストの入賞回数が創部以来1000回以上で、全国でも有数の実績を誇る県立鳥取聾(ろう)学校(鳥取市国府町宮下)の写真部が9月18〜24日、光学機器メーカー「ニコン」が写真愛好者の発表の場として設けている「ニコンサロンbis」(東京都新宿区)で、節目となる通算200回目の写真展を開く。部員たちは「先輩たちの努力があったからこその200回。聾学校生の活動を全国に発信したい」と成功に意欲を燃やしている。

 同部は1981年、中学部と高等部の生徒を対象に、同好会としてスタート。「人物の撮影は、話をしながら撮った方が表情が豊かになる」という高田啓一教諭(58)の助言を受けて撮影を始めた。

 しかし、耳が不自由で会話を避ける部員も多く、生徒同士で撮り合うなどして腕を磨き、同年に第1回全国聴覚言語障害生徒写真コンテストで最優秀賞を受賞。活動が知られることで少しずつ自信を持ち、一般の人にも積極的に話しかけられるようになったという。

 先輩の持つ技術や撮影のノウハウは後輩に引き継がれ、これまでに県内外のコンテストで1045回入賞。中国地区から1校しか出られない全国高校写真選手権大会には、1997年と2002年の2度出場し、97年には3位、02年には2位に輝いた。

 「ニコンサロンbis」で写真展を行うには審査が必要で、部員たちは仲良くシャボン玉を吹いている双子、「鳥取砂丘こどもの国」の屋外通路に座っている三つ子など、3年前から撮り続けている双子と三つ子の写真45点を応募して選ばれた。

 写真展には、応募作の中から30〜35点を展示。テーマは双子と三つ子を意味する「ツインズ&トリプレッツ」で、高田教諭は「写真を通して聴覚障害のある子どもたちが成長していく過程を全国の人に知ってもらえれば」と話し、部長の竺原裕さん(17)は「先輩や同級生、後輩と教え合ってここまで来られた。作品で一人でも多くの人に聾学校や聴覚障害について知ってもらいたい」と意気込んでいた。

2007年05月28日  読売新聞)
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