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高齢者介護病床「存続」公約 実現を…患者ら切実な声「介護難民」を出さないで――。鳩山政権に対し、長期入院が必要な高齢者や家族らが、一刻も早い実現を切望する政権公約(マニフェスト)がある。前政権が進めてきた療養病床の削減計画の「当面凍結」だ。マニフェストに基づく政策を矢継ぎ早に打ち出している長妻厚生労働相から担当部局にまだ指示は出ていないというが、全国約830病院で作る日本慢性期医療協会(東京)は、民主党に病床存続を求める緊急要望書を提出している。 「療養病床がなくなったらどうしようと不安だった。永久に計画を凍結してほしい」。介護型の療養病床180床を持つ京都市の嵯峨野病院。父親(99)が2か月前から入院している女性(71)は期待を寄せた。 同病院を経営する財団法人の清水 療養病床は医療保険が適用される医療型と介護保険適用の介護型がある。 削減計画は2006年に打ち出された。当初約12万床あった介護型を11年度までに全廃、約23万床の医療型を12年度までに22万床に減らし、社会保障費を1200億円抑制するという内容。 しかし、転換先として創設された介護療養型老人保健施設の介護報酬が低く抑えられたことなどから、想定通りには進まなかった。 医療、介護型が計168床ある奈良東病院(奈良県天理市)は計50床を削減したが、今後の転換先を決めあぐねている。経営する医療法人の川瀬政幸専務理事は「病院も利用者も国に 一方、和歌山県海南市の山本クリニックは06年10月に医療型だった全44床を廃止した。削減計画で医療型の診療報酬が下げられ赤字になったためだ。山本尚夫院長は「退院後の受け皿を整えないまま計画が決まった。当面凍結だけでなく、医療・介護体制を長期的視野で整備すべきだ」と話す。 老後の暮らし あり方示して高木安雄・慶応大教授(社会保障論)の話「転換を巡り国と病院が我慢比べをしている中で、計画凍結は現実的な提案だ。医療や介護が必要な高齢者の住まいをどう整備するかが重要。新政権には老後の暮らしのあり方を示してほしい」 (2009年9月22日 読売新聞)
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