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金剛峯寺の「血曼荼羅」 *写真をクリックすると大きくなります |
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宇宙観と生命の「智」と
密教は、真理としての大宇宙を仏や菩薩(ぼさつ)、諸神の世界として構成され、それを図化した大宇宙図が「胎蔵界」と「金剛界」の「両部(両界)曼荼羅」だ。
「胎蔵界」は、真言密教の根本経典・大日経をもとに表される。中央にすべての創造主で絶対の真理とされる大日如来、周囲に諸尊や太陽系の惑星、星座などが配される。現実世界の生命の宇宙観(理)を示す。
「金剛界」は、やはり根本経典の金剛頂経で説かれる。9等分された区画それぞれに大日如来を中心とした世界が描かれ、生命の役割を見つめるための「智(ち)」の曼荼羅とされる。密教寺院では堂内の東に胎蔵界、西に金剛界の曼荼羅図をかけ、僧らが行に励む。
空海は大画面の図像(根本曼荼羅)を唐から持ち帰った後、転写本を作るなど忠実な図像の継承を図ったとされ、一連の系統を「現図曼荼羅」と呼ぶ。「血曼荼羅」もその系統に入る。
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