目薬
花粉症にも効き目
パソコンや携帯電話の普及で、目を酷使する機会が増えている。画面を凝視し続けるとまばたきの回数が減り、目の疲れや乾きなどを感じることが多くなるという。さらに花粉症のアレルギーも加わるこの季節は、ドラッグストアの店頭に様々な目薬が並ぶ。
(中川賢)
花粉症対策
国内の目薬市場は売上高ベースで年約660億円。ここ10年ほど横ばい状態が続くが、目薬の種類は増えているという。花粉症対策をはじめ、パソコン使用後の疲れ目やコンタクトレンズ装着時のドライアイ(乾き目)対応など、効能別に細分化が進んでいるからだ。
ロート製薬の「ロート アルガード」は、炎症を鎮める効果があるという「グリチルリチン酸二カリウム」を使用したのが特徴だ。花粉やハウスダストなどによる結膜の充血や目のかゆみを抑える。目の栄養補給にも配慮して、ビタミンB6を配合したほか、防腐剤も使っていない。
参天製薬の「サンテ アルフリー新目薬」は、抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤を配合した。アレルギーの原因となるヒスタミンの放出を抑制すると同時に、放出されたヒスタミンの働きを抑える「ダブル作用」で、アレルギー症状を緩和するという。メントールも配合されており、目に爽快(そうかい)感が広がる。
千寿製薬の「マイティア アイテクト」は、消炎成分「プラノプロフェン」を配合。花粉、ハウスダスト、コンタクトレンズ、紫外線などの外的刺激によって炎症の原因物質が生成されるのを抑えるという。目のかゆみや異物感、涙目などの症状に効果があるとしている。
子ども用も
勉強やゲームなどで目の疲れを訴える子ども用の目薬もある。
大正製薬は「アイリス」シリーズの中で、「こどもアイリス」を用意している。花粉や紫外線などによる目のかゆみや充血を鎮めるほか、タウリンを配合してプールの水のカルキによる刺激を和らげる効果も持たせた。浸透圧を涙と同じにすることで、目にしみないソフトなさし心地にしたという。
「スマイル」シリーズで知られるライオンの「スマイル アルフレッシュ キッズ」は、抗ヒスタミン作用を持つ成分のほか、炎症を鎮める2種類の生薬由来成分も配合し、目のかゆみや充血を改善する効果を高めた。防腐剤無添加で、デリケートな子どもの目に配慮している。
| ロート製薬の「ロート アルガード」 |
 |
977円 |
| 千寿製薬の「マイティア アイテクト」 |
 |
1260円 |
| 参天製薬の「サンテ アルフリー新目薬」 |
 |
1659円 |
| 大正製薬の「こどもアイリス」 |
 |
787円 |
| ライオンの「スマイル アルフレッシュ キッズ」 |
 |
735円 |
記者のひとこと
目薬の清涼感は、気分までリフレッシュしてくれる。ただ、目の中にためられる目薬の量は1滴程度。多くさせば効果が高まるというものではなく、逆に充血を招くこともあるので注意したい。ここで紹介した目薬は医師の処方せんの不要な大衆薬なので、本格的な治療が必要と判断した場合は眼科医に相談すべきだろう。
(2008年03月05日 読売新聞)