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就職未定の高卒者 PCや簿記、身に着けて…鳥取県が職業訓練コース

高等技術専門校に来春設置へ

 来春卒業予定の高校生の就職内定率低迷を受け、県は来年春、就職先が決まらないまま高校を卒業する人たちを対象にした職業訓練コース(定員計40人)を県内2か所(米子、倉吉市)の県立高等技術専門校に設ける方針を固めた。高卒直後から1年間かけてパソコン操作と簿記2級を身に着けさせ、次の就職活動を有利に進めてもらうのが狙い。県によると、同様の取り組みは全国に例がないという。

 県が6日に開いた県雇用対策協議会で明らかにした。就職希望の高校生が就職できなかった場合、受験生が通う予備校のような受け皿がないことから、県が対策を検討していた。

 県によると、米子高等技術専門校と倉吉高等技術専門校にコースを新設。ワードやエクセルなどパソコンソフトについての技術や知識を学んで資格取得につなげるほか、簿記2級の取得も目指す。授業料は無料で、教材費だけを徴収するなど生徒側の負担をできるだけ減らす。希望者が多い場合は面接などの選考を行う。

 指導については、県が民間の専門学校に授業を委託するか、新たに講師を採用して対応する。県は今年度一般会計補正予算案にカリキュラム作成費約95万円を計上し、11月議会に提案する。講師の人件費などの運営費は2010年度当初予算案に盛り込む。

 鳥取労働局によると、来春卒業予定の高校生の就職内定率(9月末現在)は29・4%で、前年同期(44%)に比べ、大きく落ち込んでいる。同時期に20%台だったのは、2003年(29%)以来6年ぶり。

 県雇用人材総室の担当者は「1年間かけて技術や知識をしっかり身に着けておけば、必ず就職に有利になる」と話している。

2009年11月7日  読売新聞)

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