雪が積もった給餌台に、野鳥の餌を置く帝釈小の児童たち(庄原市東城町帝釈で)
野鳥保護に取り組んでいる広島県庄原市東城町帝釈の市立帝釈小(重光登校長)の児童13人が20日、雪が積もった学校裏のカラマツ林で、野鳥の餌を木の幹や枝に取り付ける、恒例の「えさ掛け」を行った。同小は来年3月で閉校となり、46年間続いた行事は今季限りで、子どもたちは野鳥が無事に冬を越せるよう願った。
帝釈峡付近はエナガやツグミ、シジュウカラ、ヤマガラなど約20種類の冬鳥や留鳥が生息。記録的な豪雪になった1963年、餌不足で同小周辺で多数の野鳥が死んだことから、2学期末の恒例行事として続けられていた。
子どもらが自宅で育てたヒマワリの種やトウモロコシを持参したほか、地元の農家からコキビやアワ、庄原農協東城支店から牛の脂肪肉が寄せられ、子どもたちは保護者らと一緒に森に入り、麻ひもで餌をくくりつけたり、給餌台に置いたりした。
同小愛鳥委員会委員長の6年前翔太君(12)は「小学校では最後のえさ掛けだけど、自分の家では続けて、野鳥を守っていきたい」と話していた。
(2009年12月21日 読売新聞)